- 未経験でも給料がいい
- 入社だけで祝い金獲得
- ホワイト企業
- 慣れれば仕事は苦にならない
- 人間関係も苦になりにくい
- 体力がつく
- お金が貯まる
- いつでも仕事にありつける
どうも元期間工のなめたけです。
私自身、もともと愛知県のトヨタ系の工場で半年間、期間工として働いておりました。
いわゆる工場の作業員です。
今、この記事を見てくださってる方の中には
- リストラにあった
- 就職どうしようか悩んでる
- アルバイトにしようか、期間工にしようか悩んでいる
などなど色々な悩みがあると思います。
私自身、起業の準備期間に期間工で働いた
私自身の話をしますと、実は30歳まで地元で消防職員をしておりました。
30手前でいろいろな人と出会い、自分だけにできることをやりたいと仕事をやめ起業しました。
しかし、いきなりうまく行くはずがありません。
- 1年目は大赤字で貯金がやばくなる
- 2年目は業務委託の営業で年収500万円
- 3年目は自分で新規事業を立ち上げる
といった形でした。
3年目新規テクノロジーの分野で仕事を始めますが、軌道に乗るのにどうしても時間がかかりました。
それでも月収20万円程度は稼げるようになったのですが、お金が貯まりません。
仕事自体も単価は悪くなかったので、平日夜や土日だけでも最低限の収入を維持することができました。
そこで目をつけたのが半年間限定で『工場の期間工』になることでした。
兼業しながらお金を貯めることができ、半年で200万円以上貯金できました。
1年働こうか迷いましたが、自分の仕事も軌道に乗せることができたので、半年でドロップアウトすることにしました。
正直、工場の期間工の仕事もそんなに嫌いではなかったので、1年以上働いてもよかったんですが、ちょっと迷って自分の道に突き進むことにしました。
その後、事業もなんとか軌道に乗り、最高月収250万円を達成!
というわけでかなり特殊な事例かもしれませんが、そんな私が感じた『工場の期間工』のメリットやデメリットについて語っていきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
期間工のメリット①|未経験でも給料がいい
まずはこれお金の話からいきます。
給料がいいです。
私も自営業で仕事をしていたらかわかりますが、普通
- 全くの未経験
- 年齢不問
で『月収30万円近く』なんてまずいかないですよ。
しかも年齢関係ないので、18歳くらいの若者でも同年代の新卒よりも給料はいいと思います。
まあ思いっきり時間を切り売りして、それなりに過酷な作業なのでこれくらいもらってもいいくらいは働きますが。
ちなみに消防士(公務員)時代の年収は30歳手前で500万円いかないくらいでした。
期間工は1年目でも年収400万円程度になるので、収入としての瞬発力はとてもいいと思います。
そう考えると期間工の給料って消防士になりたての時よりずっといいんです。
メリット②|入るだけで祝い金がもらえる
これもかなりおいしいです。
入社しただけで、10万円近くのお金を受け取れるのは、すごく嬉しかったです。
ここら辺は期間工を募集する上で企業側の蒔き餌だと思いますが、やはり現金の力は強いですね。
余談ですが、同時期に入った人の中には、生活費やその日の昼飯も買えないような人もおり、一日でも早く受け取ろうと必死になってる人もいました。
その場で昼食代くらい貸してあげたかったのですが、お金の貸し借りはきつく禁じられておりました。
メリット③|仕事に慣れれば作業はそれほどきつくない
デメリットでも書きますが、工場の期間工の仕事は慣れないうちは本当にしんどいです。
決められた厳しい時間ルールの中でひたすら正確な作業を繰り返す。
初めてライン作業をするとこれほどしんどいものはなかなかないのです。
私自身、はじめの1週間〜1ヶ月は特にしんどかったです。
- こんな作業無理だろ!?
- 絶対この秒数で仕上げるの無理!!
と思いましたが、不思議なもので慣れるものです
1ヶ月後にはそのラインでトップクラスに作業が早くなりました。
作業に慣れると、ほとんど別のことを考えながら作業してました。
私の場合は、兼業で仕事をしていたので、ずっとそのことばかり考えてました。
言ってみれば、工場で8時間ほどいい運動をして部品を組み立てながら、頭の中では自分の仕事の展望や展開を組み立てていたのです。
その日の仕事が終われば、すぐに帰って自分の仕事に専念してました。
メリット④|ホワイト企業である
期間工の募集をかけるような企業は
- トヨタ
- デンソー
- アイシン
- ホンダ
など名高る大企業ばかりです。
私自身、今まで
- 公務員
- 自営業
- ベンチャー企業
- 期間工
と働いてきました。
いろいろな職種を経験してきてようやくわかりましたが、大企業は本当に働く仕組みや残業の計算など全く無駄がなく完全に仕組み化されております。
ベンチャー企業で働いていた時の働き方
- ベンチャー企業で働いていた時は、
- 朝3時に集合して東京まで徹夜で車で行き、
- 朝8時から150件近くテルアポ
- 訪問営業
- 週6勤務
- 基本給20万円
という無茶苦茶な状況で働いてきました。
営業歩合などで年収500万円近くまでいきましたが、残業の仕組みなどもう勤務体系は無茶苦茶でした。(そこで無茶苦茶働いたから今では自営業でも稼げるようになったので、必要な経験だと思ってます。)
期間工で働く企業は、基本的に誰もが聞いたことがある大手企業なので、就業規則はきっちりしてます。
これ当たり前のようで実は本当にありがたいものだと実感しました。
逆にこれから期間工で働こうと思っている方はよく聞いたことがないような規模の会社ではなく、トヨタ、デンソー、ホンダなど誰もが聞いたことがある有名企業を選択することをおすすめします。
メリット⑤|人間関係は苦にならない
どんな職場でも気になるのが人間関係ですよね。
私の周りには、普通にいい人たちが多かったです。
仮に嫌な人がいても、仕事中はほとんど目の前の部品を組み立てるだけですので、そもそも会話自体する機会がありません。
私自身、はじめ年下の期間工の人が教えてくれましたが、その人を中心に仲良くなりました。
また一緒に寮にいる人たちどうしは土日遊びに行ったりして、結構楽しそうでした。
一般的な職場に比べると、そこまで人間関係に悩む機会も少ないと思います。
また期間工の仕事自体は目の前のライン作業なので、人間関係自体が直接の仕事に影響しません。
仕事をしている方の悩みのほとんどは『人間関係』に起因するものです。
その点、期間工はその1番のストレスを感じずに済むのは非常にありがたいです。
メリット⑥|体力がつく、ダイエットに最適
毎日7〜8時間ほど立ちっぱなしで作業をするので、かなりいい運動になります。
私自身、仕事に慣れてからは、工場の期間工は運動して金がもらえる不労所得だと思って働いておりました。
とは言え、夜勤やあまり体調がよくないときはかなりしんどいと思ったこともあります。
メリット⑦|お金がめっちゃ貯まる
これ本当です。
お金は非常に貯まります。
一般的には半年で100万円、1年で200万円ほど貯めることができます。
未経験でも月収30万円近くもらえる上、ちゃんと休まずに来ればボーナス的な形でさらにまとまったお金がもらえます。
また仕事自体がそこそこキツイので、そのあと派手に遊ぶという気にはなりません。
また寮などバックアップ体制もしっかりしており、生活費、食費もかなり安く抑えることができます。
よほど浪費癖などなければ、ちゃんとお金を貯める仕組みになっているのです。
これ本当に恵まれていると思います。
私は工場で期間工をしながら、自分でも自営業で働いており、期間工の給料と同じかそれ以上稼いでました。
半年程度でしたが、250万円以上貯金することができました。
なんとか自営業としてやっていけるなと判断したため、やめました。
でも一度、期間工は経験しているので、もしうまくいかなくなったらまた期間工として働けばいいやくらいに思ってます。
メリット⑧|いつでも仕事にありつける
期間工は年がら年中、いつでも求人してます。
私も一個就職決まるまで、ネットで調べて求人系のサイトに複数登録しましたが、しょっちゅうメールがきます。
ちなみに登録解除してないので、今でもしょっちゅうメールや電話で営業してきます。
特に私の住む愛知県は天下の大企業トヨタがありますので、年がら年中、期間工の採用に精を出しております。
そのため、登録したサイトやメルマガはもちろん1ヶ月に1回くらい派遣会社から期間工の斡旋を受けます。
毎度毎度断るのも面倒ですが、一度半年間きっちり期間工を勤めた人は信用があるので、派遣側もコンタクトをとりたくなるみたいです。
(別記事で紹介しますが、辞める奴は速攻でやめるので、企業側も中間の派遣会社もやめずに続けてくれる人を選びたいという本音があります。)
ではデメリットも合わせて紹介していきます。
とはいってもそんなにないです。
デメリット①|慣れるまでが相当しんどい
先にも紹介しましたが、はじめ入社した時、本当に作業がしんどすぎでした。
面接や説明会などの時も言われてましたが、これがなかなかに大変!
目の間に流れてくるパーツを時間内に組み立てる必要がありますが、
- 作業覚えられない
- 手先が器用じゃないとできない
- 覚えても、時間に間に合う気がしない
などとなかなか骨が折れました。
正直、消防士より仕事はしんどかったです・・・
デメリット②|休憩少ない!絶え間なく働く!
おまけに休憩も短いです。
私が働いたトヨタ系の工場は
- 2時間働いて10分休憩
- 2時間働く
- 昼休み1時間
- 2時間働いて10分休憩
- 2時間働く
といった感じです。
一般的な職場であれば、こっそりサボったりだらだらできるのですが、期間工は決まった時間で作業を続けなければなりません。
そのため、サボるという概念はないのです。
普通の仕事に比べて同じ時間でも絶え間なく働き続けばければなりません。
作業に慣れれば、頭は別のことを考えることができるので、そこに行き着く1、2ヶ月の間はなかなかにしんどかったですね。
デメリット③|夜勤がしんどい
正直、私は結構しんどかったです。
帰っても昼間眠れなかったりしたので、夜勤フラフラになりながら働いたことが何度かあります。
体のリズムが合わないときはこれまたしんどかったですね。
ただ夜勤ある方が深夜手当がつくので、給料はよくなるんですよね。
まとめ
- 短期間で決めた期間で働きやすい
- 給料はそれなりにいい
- お金を貯めやすい環境
- 仕事は普通よりキツめだが、慣れる
- 大企業で手当も充実
というわけでざっくりですが、工場の期間工で働くメリット、デメリットを紹介させていただきました。